大学受験~入学の平均費用 国公立167万、私立175万

受験料・受験学部数の推移
受験料・受験学部数の推移

全国大学生活協同組合連合会(大学生協)は1月5日、2017年度の「保護者に聞く新入生調査」結果の概要を公表した。大学受験から入学までにかかった費用の平均額は国公立で167万2200円、私立で175万2800円。私立の受験料の平均額は前年から2万700円減の14万5500円だった。また、昨今の好調な就職状況を反映して、子供の就職や将来に対する保護者の不安は減少傾向にあることが分かった。

同調査は毎年、新入生の保護者を対象に行っており、昨年は4月から5月にかけて実施。2万1310人から有効回答を得た。受験料や大学への納付金、教材費、下宿に必要な費用など入学までにかかった費用の平均額は進路によって大きく異なり、「国公立・自宅・医歯薬系」の125万6100円が最も低く、「私立・下宿・医歯薬系」の316万7600円が最も高かった。

費目別では、11年から16年まで増加傾向にあった私立の受験料が大きく減少しており、受験学部数の絞り込みや、ウェブ出願などによる割引制度利用の広まりが影響しているとみられる。しかし、こうした費用低減の工夫の一方で、奨学金を申請した(する)保護者は32.9%にとどまった。

子供の入学に際し保護者が期待することは「専門教育の教育強化」59.6%が最も多く、「就職のための支援強化」51.2%、「社会人としての一般教養の教育強化」46.7%が続いた。ただ、「就職のための――」は13年の63.0%から11.8ポイント減と減少幅が大きく、大学生活における心配事に「就職や将来」を挙げる回答の割合も、13年の41.5%から7.7ポイント減の33.8%となった。15年以降過去最高を更新し続けている就職率を背景に、保護者の不安も一服した形となった。

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