734人の優秀教職員を表彰 「教師の誇り持ち続ける」

林文科大臣から表彰状が贈られた
林文科大臣から表彰状が贈られた

今年度の文科大臣優秀教職員の表彰式が1月15日、東京都文京区の東京大学安田講堂で開催された。林芳正文科大臣から、全国の国公私立の教職員734人と38の教職員組織に表彰状が贈られた。受賞者を代表してあいさつした広島県福山市立手城小学校の占部享教諭は「どんな時代でも、教員としての誇りを持ち続けたい」と述べた。

林文科大臣は表彰にあたり、「本表彰の受賞者として、これまで以上に周囲からの期待や注目が集まる。そのことを自覚し、より一層日々の実践に励み、多くの教職員の鑑となることを期待している」と、教員らに敬意を表した。また、学校の働き方改革に関して「教職員に対する多様な期待は、長時間勤務という形で表れ、看過できない深刻な状況となっている。今後も中教審の議論を踏まえつつ、学校の働き方改革に一丸となって取り組んでいきたい」と強調した。

占部教諭は「どんな時代でも、教師として大切にしなければならないことがある。それは教師としての誇りだ。教師としての熱や子供への愛情がなければ、それは表面上のものにしかならない。尊敬する先生方はこの誇りを持っている。私自身も、そのたすきを後輩たちにつないでいけるよう、努力していきたい」と述べた。

また、ノーベル生理学・医学賞を受賞した大隅良典東京工業大学教授が「40年の研究を振り返って思うこと」というテーマで、記念講演を行った。細胞内のタンパク質を細胞自身が分解するオートファジーの仕組みや、大隅教授がそれに注目するまでの経緯について講義した。「情報が溢れる時代に、考えることを放棄してはいけない。人類の未来は知的好奇心や科学的に考える力をどう養うかにかかっている。自発性を子供からいかに引き出すかが、教育の原点ではないか」と、教員らに向けて語った。

表彰された教職員は、学校種別では、▽幼稚園・幼保連携型認定こども園 10人▽小学校 288人▽中学校 203人▽義務教育学校 2人▽高校 174人▽中等教育学校 2人▽特別支援学校 55人――。実践分野別では、▽学習指導 327人▽生徒指導・進路指導 74人▽体育・保健・給食指導 56人▽特別活動指導・部活動指導 70人▽特別支援教育 77人▽地域連携 16人▽ユネスコ活動・国際交流 2人▽学校運営改善 48人――などだった。

あなたへのお薦め

 
特集