子供の貧困対策に向け 79団体に2億7千万円を支援

子供や若者に居場所を提供している「青少年の居場所Kiitos」
子供や若者に居場所を提供している「青少年の居場所Kiitos」

官公民が連携して子供の貧困対策に取り組む「子供の未来応援国民運動」は1月19日、第2回未来応援ネットワーク事業の採択結果を公表した。子供の学習や生活支援を行うNPO法人など79団体に、総額約2億7千万円を支援する。

昨年に公募したところ、352件、総額約11億3千万円の申請があった。審査委員会で計画性や継続性などの観点から申請内容を検討し、継続で39団体、新規で40団体を採択した。事業ごとの内訳は、▽さまざまな学びの支援 20団体▽居場所の提供・相談支援 14団体▽衣食住などの生活支援 15団体▽児童養護施設等の退所者支援 5団体▽児童またはその保護者の就労支援 8団体▽里親または特別養子縁組の斡旋実施・支援 1団体▽その他、貧困の連鎖の解消に向けた取り組み 16団体。

今回、継続採択された福岡県のNPO法人「エデュケーションエーキューブ」では、経済的に厳しい子供たちが気軽に利用できるe-ラーニングによる学習環境を提供し、小学生から高校生までの多様な学びをサポートしている。また、不登校の子供たちや高校中退者を対象としたフリースクールの運営や、小学生向けの放課後の居場所づくりなどにも取り組んでいる。

新規採択された東京都のNPO法人「青少年の居場所Kiitos」では、不登校やひとり親家庭などの事情で家に居場所がなかったり、生活に困難を抱えていたりする子供や若者が安心して過ごせる居場所を運営し、ボランティアによる学習支援や、地域の農家と連携して食事の提供などを行っている。

同事業では、子供の貧困対策などに取り組むNPO法人やボランティア団体などを支援し、社会全体で環境づくりや支援に向けたネットワークの構築を行う。原資となっている子供の未来応援基金には、昨年末までに企業や個人から総額約9億5千万円が寄付された。

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