大量退職を見据え 宮崎県教採の受験年齢60歳未満に

宮崎県教委は2019年度の教員採用選考試験から、受験資格、試験内容を大幅に変更する。一般選考試験の受験年齢を満41歳未満から満60歳未満に引き上げ、実質的な年齢制限を撤廃するほか、より本人の人間性、社会性を重視した試験内容に変える。すでに退職した教員経験者を含め、広い選択肢から優秀な人材を確保する狙い。

受験年齢引き上げの背景には、教員の大量退職がある。同県教員のほぼ45%が50歳以上であり、ベテラン教員の多くが定年退職を控えている状況。中堅以上や退職した教員などにも門戸を開くことで、指導スキルを持った即戦力の採用を目指す。

また、地元志向を持つ教員の受け皿として、県外の現教員と元教員、および同県元教員を対象とした特別選考試験の出願資格を、「勤務経験5年以上」から「3年以上」に短縮。対象者が県外で生活基盤を固める前に、地元に戻りやすい設定に変えた。加えて、県内唯一の教職大学院である宮崎大学教職大学院の修了予定者を対象とした、特別選考試験も実施する。

第二次選考試験の内容も変更する。これまでは場面指導と集団討論をセットで行ってきたが、「受験者一人一人の人間性・社会性をみることが困難だった」(同県教委)ため、場面指導を廃止し、集団討論の内容を変えてコミュニケーション能力や社会性、専門的知識や人間性に重きを置くとしている。

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