「進学費用」について知りたい 保護者が子供の進学時に重要視する情報

保護者が特に重要だと考える進学に関する情報を示すグラフ
護者が特に重要だと考える進学に関する情報を示すグラフ

リクルートマーケティングパートナーズと全国高等学校PTA連合会は2月2日、「高校生と保護者の進路に関する意識調査2017」の調査結果を公表した。わが子の進学時、保護者が最重要と考えるのは「進学費用」。重要視する情報の上位5項目については、いずれも「不足している」という回答が半数を超え、情報の不足感を訴える声が強いことが分かった。

調査の対象は、同連合会が依頼した11都道府県の公立校高校27校。2年生2クラスの生徒とその保護者にアンケートを実施、高校生1987人、保護者1722人から有効回答を得た。調査期間は2017年9月15日~10月26日。

進路選択に関するコミュニケーションについて、進路選択のアドバイスが「難しい」と感じている保護者は71.4%に上った。理由は、「入試制度をはじめ最新の進路情報を知らないから」45.5%、「社会がどのようになっていくのかわからないから」43.7%、「経済的理由で、子供の進路の選択肢を狭めざるを得ないから」24.5%などであった。

保護者が進学にあたって重要だと思う情報は、「進学費用」が55.3%でトップ。次いで、「現在の入試制度の仕組み」50.3%、「将来の職業との関連」43.8%、「学部・学科の内容」40.4%、「就職の状況」36.4%。これら上位5項目の関連情報取得状況をみると、いずれも「不足している」が半数を超え、保護者が進学に関する情報の不足を感じているのが明らかになった。

子供の進路選択の際、保護者が行ったアドバイスは、「将来の職業」が最も多く、60.4%だった。続いて、「子供に合う分野」60.2%「就職か進学かを選ぶ」59.1%。また、「興味を持った学校の見学に行く」は、15年の調査から11.0ポイント増で39.2%。オープンキャンパスへの参加を中心に、わが子の進路選択行動への保護者の関わりが増えているのがわかった。

高校生に進路選択時の気持ちを聞くと、「楽しい」22.9%、「不安」71.8%で、多くの高校生が不安を抱えていた。保護者にやめてほしいことは、「望みを高く持ちすぎないでほしい」が30.7%でトップ。そのほか、「勉強や成績の話ばかりするのはやめてほしい」「『好きなことをしなさい』だけで終わらないでほしい」などの声があった。

一方、保護者にしてほしいことは、「私の考えを尊重する」34.8%、「あたたかく見守っている」32.9%、「私の話をちゃんと聞く」32.4%、「具体的にアドバイスする」30.1%、「励ましてくれる」29.9%。自分の意見にしっかりと耳を傾け、つかず離れずの支えを求める高校生の姿がうかがえる。

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