都で英検準1級以上の教員 2020年までに中65%、高80%

東京都教委は2月8日、2020年度に向けたグローバル人材育成目標の設定と、その達成への手段を明確にした「東京グローバル人材育成計画’20(Tokyo Global STAGE’20)」を取りまとめた。グローバル人材が活躍する未来像を描き、その実現に向けた学校教育の在り方と今後3年間の20の具体的施策を示し、英語力を備えた中高教員の増加などを目指すこととした。

育成すべき人材像として、「社会や世界の動きを見通し、自ら人生をたくましく切り拓く人材」「日本の未来を担い、東京の発展を支え、リードする人材」の2点を掲げた。具体的に育てる資質・能力、態度では、▽世界中の人と積極的にコミュニケーションできる▽相手の意図、考えを的確に理解し、論理的に説明・反論できる▽柔軟な思考に基づいた新たな価値を創造する▽豊かな国際感覚と多様性を受け入れる寛容性―――などを挙げた。

具体的には、生徒に関しては英検3級程度の英語力を有する中学生、準2級程度の英語力を有する高校生を20年度までにそれぞれ60%への引き上げを目指す(いずれも卒業時)。教員に関しては英検準1級程度以上の英語力を持つ中学校教員を65%、高校教員を80%にまで増やす。都内公立学校の国際交流実施率も100%にすることを目指す。

これまで東京都教育ビジョンに示してきた「使える英語力の育成」「豊かな国際感覚の醸成」「日本人としての自覚と誇りの涵養」の三つの柱に加え、「授業の質を高める」「学ぶ時間・機会を増やす」「学ぶ意欲を高め、学び続ける」という方向性を新たに掲げた。スピーキングを含めた4技能の伸長や、英語の授業以外で学べる環境の創出など、従来の授業や学習環境などを改革し、より英語力向上の機会の拡充を目指していく。
これらの目標達成のため20の具体的施策を提示。オンライン英会話によるスピーキング能力向上や教員の海外派遣研修、海外との学校間交流プロジェクトの促進、新国際高校(仮称)の設置などを盛り込んだ。

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