広域通信制高校協力者会議 ガイドライン改訂案示す

調査研究協力者会議の第10回会合
調査研究協力者会議の第10回会合

文科省の「広域通信制高校の質の確保・向上に関する調査研究協力者会議」は2月16日、第10回会合を都内で開いた。通信制課程を設ける高校の学校運営上の改善や、所轄庁の指導監督の際の指針となるガイドライン改訂案と、指導監督マニュアルが示された。

同ガイドライン改訂案には、▽学校の管理運営▽教育課程▽施設・設備――の事項ごとに、教職員の配置、添削・面接の指導と評価などの在り方、指針を明記。

添削指導では、「高校通信教育の基幹。実施校は添削指導を通じて生徒の学習状況を把握し、生徒の思考の方向性とつまずきを的確に捉えて指導する」などとした。

面接指導では、実施校以外の連携施設で面接指導を行う際の留意点などを挙げ、「実施校が生徒の履修状況を十分把握した上で、観察や実験などを含んだ適切な面接指導が行える教育環境を整える」と示唆。多様なメディアを生かした学びと、それに伴う面接指導の時間数減免などについても載せた。

指導監督マニュアルは、同ガイドラインを押さえた簡潔な評価観点を記す体裁にし、監督者が適切なチェックを行えるよう内容を工夫。観点として、▽面接指導を行う施設での適切な教員配置▽添削指導の提出期限が計画的に定められているか――などを盛り込んだ。

同ガイドラインについて、委員からは、安易な学びと単位提供を行う学校への抑止効果を期待する声があった一方で、「生徒の多様な学びに応える柔軟な通信制教育を縛るものにならないように」などの意見があった。

同ガイドライン改訂案は、パブリックコメントを経て3月末の完成を予定。完成に合わせ、都道府県教委や全国の知事部局などに通知する。

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