茨城県取手市いじめ自殺 教育長が対応責任で辞職へ

茨城県取手市の中学3年生が2015年に、いじめを苦にする日記を残して自殺した問題で、同市教委の矢作進教育長は、同問題への対応を巡る責任として、3月31日付で教育長を辞職すると発表した。辞職願は2月19日付で市長に出され、20日に市教委が同意した。

同教育長は20日に記者会見し、「中学生の自殺事案の対応においては、市と市教委の信用を著しく失墜させる結果になり、教育長として責任を重く受け止めている」と述べ、不適切な対応の責任を負って辞職すると説明。

「ご遺族に大変なご心労をおかけしておりますことを、心よりお詫び申し上げます。また、取手市に対しまして、大変なご迷惑をおかけいたしましたことを、心よりお詫び申し上げます」と謝罪した。

同市教委の小松﨑幸江委員も、3月31日付で委員を辞職する。

同問題では市教委は当初の調査で、いじめ防止対策推進法が規定する重大事態に該当しないと議決したが、文科省の指導などを受け議決を撤回。現在は同県の調査委員会が、生徒のいじめの事実や自殺に至る過程などの調査を進めているとともに、市教委では「取手市みんなでいじめをなくすための条例案」を3月議会に上程することを決めた。