東京都が分教室型の不登校特例校を開設 全国初

都教委はこのほど、不登校特例校の開設を発表した。4月に調布市立第七中学校(吉岡俊幸校長)に、分教室「はしうち教室」を開設する。分教室型の特例校は全国初。

不登校特例校とは、不登校児童・生徒を対象として、文科大臣が認める場合に、児童・生徒の実態に配慮した教育課程を編成して教育を実施する学校。今回の取り組みは、はじめに分教室という形で設置することで、施設整備に要する費用や関係者間の調整などに係る負担が比較的小さくなり、速やかに設置することが可能となったという。将来的に独立した学校へ移行することで、教育環境を向上させる。

同教室の対象となるのは、同市の公立学校に在籍し、心理的に不安の傾向などがあり、連続または継続して30日以上欠席した不登校生徒。分教室入退室検討委員会が、対象の生徒となるかの可否を決定する。年間の総授業時数1015時間を910時間へ低減。各教科で取得した知識・技能を、各自の興味関心のある学習内容に活用し、自分の得意とする手法で表現する「表現科(仮称)」の設定や、コミュニケーション能力の向上を図るトレーニングなどの支援を行う。

都教委は今回設置する分教室型の特例校を「東京版不登校特例校」と位置づけ、当初から学校の形で設置される特例校とあわせて、区市町村教委への支援を通じ設置を促進する。