給食の食品ロス削減に向けた実践など報告 環境省

学校給食廃棄物3R促進モデル事業報告会の様子
学校給食廃棄物3R促進モデル事業報告会の様子

環境省は2月26日、学校給食廃棄物の3R促進モデル事業の2017年度報告会を、都内で開いた。各地の実践報告を通じて、給食の食品ロス削減などを実現する効果的な食育や、環境教育の在り方を考えた。

武庫川女子大学の藤本勇二講師は基調報告で、子供が当事者意識を持って行動力を高めていく食育と環境教育のポイントを説明した。同講師は、小学校教師の時に行った児童主体の校内エコ活動や、食と漢字の関係を考える授業例を紹介。これらを踏まえ、実践づくりでは、▽子供の日常生活や気付きに基づく題材設定▽学びを生かす体験活動の位置付け――などが重要になると述べた。また、知識の習得やしつけ指導だけでは、子供の実践力を高めることはできないとした。

山梨県甲府市教委は、「学校から始める食品ロス削減の輪」と題して、食育などの取り組みを話した。

同市では、市内全小学校の給食から発生する食べ残しなどのごみが年間131㌧に及ぶ。この残菜の削減や再利用を実現するため、市役所職員による啓発組織「ごみへらし隊」や、給食残菜を調査する「給食支援員」を配置。

給食支援員の学校給食調査では、メニューや食事にかける時間などによって食べ残しの違いがでることが判明したため、改善策として▽給食の好き嫌いをなくす活動の推進▽十分な食事時間を確保するための配膳のスピード化――などを行い、食べ残し減につなげたと述べた。

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