色チョークの板書使用例 政府答弁「見直す必要ない」

政府は2月27日、立憲民主党の櫻井周衆議院議員が提出した「『色覚チョーク』に関する質問主意書」に対して、文科省の『色覚に関する指導の資料』に示されている板書での色チョークの具体的な使用例を、「見直す必要はない」とする答弁書を閣議決定した。

同資料は、2003年に同省が作成し、色覚異常を持った児童生徒への指導上の配慮などをまとめている。板書で使うチョークの色は、「白と黄を主体に使い、赤、緑、青などの暗い色の使用は避けるようにする」「白と黄以外の色チョークを使用する場合には、アンダーラインや囲みを付けるなどの色以外の情報を加える」という具体例を示している。

櫻井議員は質問主意書で、近年はカラーユニバーサルデザイン(CUD)に配慮し、明度や彩度に差を付けた「色覚チョーク」が開発され、一部の自治体でも普及が始まっていると指摘。同資料の見直しや、「色覚チョーク」の推奨を通知する意向があるか、政府に見解を求めた。

答弁書では、同資料で示された具体例は、白と黄以外のチョークの使用そのものを否定しておらず、児童生徒にとって識別しやすい配色や工夫の具体例を示したものであり、授業でどのようなチョークを使用するかは、各学校で判断されるべき事柄であるとした。