子供のイヤイヤ期 三大対処法は「気をそらす」など

イヤイヤへの対処法
イヤイヤへの対処法

博報堂こそだて家族研究所などがつくる、イヤイヤ期の研究チーム「イヤイヤ研」はこのほど、「イヤイヤ実態調査」の結果を公表した。2018年1月に発表した第1弾に続き、より具体的なイヤイヤの内容や親の対処方法についてまとめた。

同調査は、子供がイヤイヤ期にあてはまると回答した全国の0~5歳の子供を持つ女性1200人を対象に、インターネット上で行われた。

「ご飯をたべない」「靴を履かない」「歯磨きをさせない」などの37種類のイヤイヤ行動のうち、「わが子にあてはまるイヤイヤ行動はどれか」(複数回答)と聞いたところ、「食べている最中に遊び始める」(83.5%)が圧倒的にトップとなった。2位は「遊び道具やおもちゃを片づけない」(73.0%)という片づけに関するイヤイヤで、3位は「出かけた先から帰りたがらない」(68.8%)。ランキングトップ10のうち、食事関連、お出かけ関連、おもちゃ関連がそれぞれ3つ含まれており、食事・お出かけ・おもちゃ遊びは、子供の生活の中で占める時間が長いことが背景にあると考えられる。

同じデータを詳しくみると、さまざまな行動を拒否して親を困らせるのがイヤイヤ期の基本というイメージがある中、実際は正反対の「自分でやりたい!」というイヤイヤも多いのが分かった。

食事中のイヤイヤでは、「ごはんを食べない」(68.2%)に対して、「もっと食べると言ってきかない」は37.0%。移動関連では、「自分で歩かない」(58.1%)に対して、「自分で歩くと言ってきかない」が44.1%。外出のイヤイヤでは、「出かけるのを嫌がる」(20.9%)に対して、「お出かけしたいと言ってきかない」が53.0%となり、「したい!」が「したくない!」を上回る結果に。

「わが子に当てはまるイヤイヤ行動の数」について尋ねたところ、平均値は15.3個。イヤイヤを表現する方法(複数回答)は、「大泣きする」が84.3%で最多。イヤイヤ行動の種類は「さけぶ」「いすわる」「あばれる」「にげる」の4つが基本。イヤイヤの語源である「何を聞いてもイヤと言う」は57.1%で、ランキング8位に留まった。その他、「嘘をつく」「物を隠す」という高度な駆け引きを伴うイヤイヤ表現も、少数だが一部の家庭で発生しているのが明らかになった。

「母親が考えるイヤイヤの原因は何か」(複数回答)を尋ねると、1位「思い通りにならない」(94.5%)、2位「眠い」(83.6%)、3位「遊びを続けたい」(83.1%)という結果に。

「イヤイヤが起きた時、どう対処しているのか」(複数回答)を聞くと、約9割が「気をそらす」「抱きしめる」「放っておく」と回答。4位には「笑わせる」(77.2%)が続いた。他にも、「やりたがっていることを、できるだけやらせてあげる」(75.9%)、「本人がやった気にさせる」(72.8%)などがトップ10内に入り、少しでも楽しくイヤイヤ期を乗り越えようとする母親たちの工夫が見られた。

イヤイヤ期の子供への対応によるストレスの解消法は、「愚痴る」(77.9%)、「テレビ、ネットサーフィン、SNSをみる」(76.6%)などがあった。「お出かけする、ショッピングに行く」といった「活発・活動系」は69.8%で、家の中でできる「静かに過ごす系」の解消法を取る人が多い傾向となった。