大学生の過半数 1日の読書時間「0分」

大学生の1日の読書時間分布
大学生の1日の読書時間分布

全国大学生活協同組合連合会(全国大学生協連)は2月26日、大学生の生活に関する実態調査の結果を公表した。大学生の読書時間は減少しており、1日に読書する時間が「0分」の学生が過半数に上った。

「第53回学生生活実態調査」は、全国の国公立・私立大学の学部生を対象に実施。サークル・就職などの大学生活、日常生活、経済生活などについて尋ねた。参加した75大学のうち、毎年指定している30大学から1万21の有効回答を得て、平均値を分析した。調査期間は2017年10月~11月。

読書時間について調査したところ、1日当たりの平均は23.6分で、3年連続の減少となった。「0分」と答えた学生の割合は53.1%(文系48.6%、理系54.5%、医歯薬系62.6%)。前年から4.0ポイント、5年間で18.6ポイントの増加となった。読書時間が0分の学生のうち、アルバイト就労中の割合は54.5%、非就労の割合は49.4%だった。

一方、「120分以上」読書する学生は、04年から4.5%~7.5%の間を推移し、「0分」が4割を超えた13年以降も5%を継続。そのため、読書する層の平均読書時間は前年から2.5分伸長し、51.1分となった。

1日のスマートフォン利用時間の平均は177.3分で、前年から15.8分増加した。しかし、調査年ごとの読書・スマホ・勉強時間の推移を算出し、読書との関係を分析した結果、「読書時間減少にはスマホ時間による直接的な強い効果はみられない」と全国大学生協連は分析している。