「STEM教育2.0に向けた研究を」 JSTEM新井会長

日本STEM教育学会の研究会
日本STEM教育学会の研究会

日本STEM教育学会(JSTEM)は3月6日、「STEM教育の実践と展望」がテーマの研究会を都内で開いた。

同学会の新井健一会長は、「これからのSTEM教育とJSTEMの活動」について基調講演。昨秋に設立した同学会の研究について、「STEM教育のビジョンや意義を見据えながら、社会経済的成果のアウトプットやアウトカムなどを意識し、授業理論やコンテンツの効果分析などを進める。海外での実践に学びながらも、日本の教育の良さを反映したこれからのSTEM教育を考えたい」と述べた。

また、小学校のプログラミング教育や、高校の理数探究が開始されるこれからを「STEM教育1.5」の時期と捉えつつ、本格的なAI時代の到来を見据えた将来の「STEM教育2.0」に向けた研究も深めていきたいとの展望も話した。

今後は、小・中・高校生も論文を執筆する研究企画も検討中だとして、「子供たちが現実の社会課題を解決する力を育んでいきたい」と語った。

続いてシンポジウムも開かれ、同学会副会長の中川一史放送大学教授、「ICT CONNECT 21」の赤堀侃司会長らが、STEM教育の実践と展望について話し合った。

STEM教育は、今後のAI、長寿化社会などに必要な資質能力の育成を見据え、▽Science(科学)▽Technology(技術)▽Engineering(工学)▽Mathematics(数学)――の統合的な学びを目指している。

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