指導者育成の成果を報告 総務省のプログラミング教育普及推進事業

プログラミング教育普及に向けた成果が発表された
プログラミング教育普及に向けた成果が発表された

総務省は3月8日、東京都新宿区のベルサール新宿で若年層に対するプログラミング教育の普及推進事業の2016と17年度の成果を発表する「教育の情報化フォーラム」を開いた。

同事業は、地理的、身体的条件等によらず、全ての児童生徒が質の高いプログラミング教育を受けられるよう、地元の人材を指導者として育成するとともに、教材・カリキュラム、指導ノウハウなどを開発し、ネットで共有・活用しつつプログラミング教育を実施するモデルを、企業・団体、自治体が主体となり、全国の小中学校や特別支援学校と連携して推進するもの。

成果の報告会では、事業に取り組んだ教委や企業、NPOなどが発表した。

三重県教委は、教委のeラーニングシステムを活用つつ、県内各市町においてプログラミング教育の中核的役割を果たす指導者育成の取り組みを報告。メンター研修などを通じて育成に取り組んでおり、研修会ではプログラミング的思考、指導技術を学ぶとともに、子供の主体性を伸ばすコーチング力、地域や所属校に実践を伝達する力の育成にも焦点を当てている。この研修から、メンター教員がプログラミング講座を自主企画するなど、校内研修の指導者を務めるなどの状況が生まれているという。

合同会社デジタルポケットは、わが国で開発された教育用プログラミング言語「viscuit」ツールを用い、少数の指導者で多数の児童に対応可能な教育モデルを開発する取り組みを報告。このツールは、書き込んだ絵などを使い、その絵の並びの位置を操作することでプログラミングが可能になる。その視覚的な操作特性を生かすことで各学校へのプログラミング教育の効果的な波及と活用を目指した。各地の実証校のメンター研修では、教員に同ツールを使った体験でプログラミング教育の体感知を深め、そこから子供の課題を踏まえた独自教材の開発などにもつなげたなどの成果を説明した。