プログラミング教育の事例を提供 ポータルサイトを構築して

プログラミング教育でポータルサイトを構築――。文科、総務、経産各省と民間の企業・団体などによる「未来の学びコンソーシアム」は、2020年度からの新学習指導要領で必修化される小学校でのプログラミング教育の円滑な実施に向け、さまざまな教材や研修プログラム、実践事例などを集めたポータルサイトの構築を推進、今月中に本格運用の予定だ。学習活動に応じて分類した全国のプログラミング教育の実践事例の収集・提供を行うほか、企業や団体と教委をつなぐ人的支援のためのマッチングシステムも視野に入れる。

現在、ポータルサイトの試験運用を行っており、先行してプログラミング教育を実施している教委と連携し、ユーザーインタフェースの検証などに取り組んでいる。

主な特長を紹介すると、ポータルサイトには、まず全国の小学校で行われているプログラミング教育の学習指導案などが収載される。7月以降に機能拡充を図り、教員向けの研修事例や教材情報なども追加。加えてプログラミングの研修や教材、人材派遣などを行う企業や団体を公募、これらのニーズのある教委とのマッチング機能も持たせる。

実践事例や研修、教材は、①学習指導要領で例示されている単元等で実施するもの②学習指導要領に例示されていないが、学習指導要領に示される各教科等の内容を指導する中で実施するもの③各学校の裁量により実施するもの(①、②、④以外)④クラブ活動など、特定の児童を対象として実施するもの⑤教育課程外の活動で、学校を会場として実施するもの⑥教育課程外の活動で、学校以外を会場として実施するもの――に分類・整理された上で提供される。

多岐にわたる情報の中から、教員が目的や学習活動に応じて、適切な事例を探し出せるようにする。

ポータルサイトは今後も拡充を図り、中学校や高校のプログラミング教育にも順次対応させる予定。

同ポータルサイトの整備と並行し、文科省では今年度中をめどに「小学校プログラミング教育指針(仮称)」の策定も進めている。