生徒の性的な悩み相談 全国の中学校89%が対応可能

生徒がセクシュアリティに関する悩みを相談できる教職員やスクールカウンセラーがいる中学校の割合は、全国で89%に上ることが分かった。「中学校におけるセクシュアル・マイノリティ支援の実態調査」を行った、山梨英和大学人間文化学部の本多明生准教授ら研究グループが、このほど発表した。

同研究グループは2017年10~12月、全国の中学校1800校に対してアンケートを複数回答で行い、518校から有効回答を得た。

学校全体における支援・配慮に関して聞いたところ、生徒が相談できる教職員やスクールカウンセラーがいる学校は89%、複数の教職員で当該生徒の情報を共有している学校は88%、態度や言動に配慮することが教職員で共有されている学校は74%、外部機関との連携を行っている学校は53%だった。

このほか、性別による区分を避けている学校は44%、情報・資料による教職員への周知を行っている学校は30%、ポスターなどを掲示している学校は27%、保健室から情報を発信している学校は21%、教職員向け研修会を実施している学校は21%、図書室から情報を発信している学校は17%、教職員向け手引きを作成している学校は11%だった。

特定の生徒から要望があった場合、学校生活で何らかの支援・配慮を行うか聞いたところ、▽健康診断 50%▽学用品 49%▽宿泊研修 46%▽更衣室 45%▽トイレ 44%▽他の生徒への説明 39%▽保護者やPTAへの説明 37%▽通称の使用 36%▽髪型 35%▽クラブ活動・部活動 32%▽服装 31%▽体育または保健体育の授業 28%▽体育または保健体育以外の授業 25%――となった。