「早寝早起き朝ごはん」で全国フォーラム 睡眠教育など報告

全国協議会は事業計画などを発表した
全国協議会は事業計画などを発表した

「早寝早起き朝ごはん」全国協議会は3月16日、今年度の全国フォーラムを東京都渋谷区の国立オリンピック記念青少年総合センターで開催、事業報告、講演、事例発表などを行った。

今年度の事業報告では、幼児向けに新たに作成した啓発資料「にこにこげんきのおまじない」配布などの報告があった。同資料は、子供たちが理解しやすい絵本を通じて夜更かしの悪影響や規則正しい生活リズムの大切さを伝えるものだ。

来年度の事業計画では、国民に早寝早起き朝ごはん運動を一層知ってもらうためのPRの強化や同運動を担う人材育成の推進などが説明された。

同協議会の推進会員などによる、子供たちのより良い生活習慣に向けた啓発事例も報告された。

大阪府堺市立三原台中学校の藤井清司教諭は、同中学校区でスタートし、全市ぐるみの活動に広がった睡眠教育について話した。この教育活動は、「みんいく」と題して実施。同校で不登校の生徒が減らないという状況の中、対策として睡眠に焦点をあて、生徒に適切な睡眠とその大切さを理解させることに力を注いだ。専門医による授業を実施、不登校と睡眠との関係性などを解説してもらい知的理解を図っている。さらに睡眠や朝食に関する全生徒への調査も行い、生徒一人一人に結果のデータを示し、意識や行動の改善に取り組んでいる。

その結果、「みんいく」は、同校だけでなく中学校区内の小学校や高校にも広がり、保健センターや地域住民なども巻き込み、連携体制を構築して推進されるようになった。小学校では、「みんいく」の推進リーダー研修が実施されているという。

この中学校区内の活動が、今年度からは市全体の取り組みに拡大。市内の幼小中教員が参加するフォーラムなども開かれていることなどが報告された。

また、企業が推進する食育支援の取り組みが報告されたほか、「スマートフォンの生活リズム―スマホとの上手な付き合い方」と題するトークセッションが行われた。