児童館ガイドラインの素案公表 今日的課題を考慮

遊びのプログラム専門委員会の第12回会合
遊びのプログラム専門委員会の第12回会合

厚労省は3月23日、遊びのプログラムなどに関する専門委員会の第12回会合を、同省で開いた。子供の福祉や子育てニーズに対応した「改正児童館ガイドライン」(仮称)の素案が公表された。

素案では、子供や子育て支援に資する児童福祉施設として、児童館が今後もさらに役割を果たしていけるよう、今日的課題を考慮し、同館の機能と役割を明確化し、目指すべき活動の方向性などを盛り込んだ。7年前に作成したガイドラインをベースに、加筆・修正した。

児童館運営の理念と目的を記した第1章の総則と第2章の子供理解では、▽施設特性▽社会的責任▽発達段階に応じた子供理解――の項目を新設。

施設特性に関しては、拠点性、多機能性、地域性の観点から、▽子供が自らの意思で利用できる▽年齢の異なる子供が一緒に過ごし活動を共にできる▽地域住民と関係機関が連携し、地域の子供の健全育成に向けた環境づくりができる――などを掲げる。

社会的責任では、子供の人権への十分な配慮と人格の尊重をはじめ、子供に影響がある事柄には子供自身の意見表明や協議への参加を保障する――などの内容も記している。

第3章の児童館の機能と役割では、▽遊びや生活を通した子供の発達▽子供とその家庭が抱える可能性がある問題の予防や早期発見――などを盛り込んだ。

第4章の活動内容では、子供たちの自主的な活動への援助や、乳幼児と中・高校生世代が触れ合う体験の推進なども挙げている。

第8章では、「家庭、学校、地域との連携」にも言及。児童館と学校との連携では、児童館の活動と学校の行事、双方の活動を通じた子供の様子などについて、適切な情報交換を行うとしている。

同ガイドラインは9月にとりまとめ、来年4月からの施行を予定している。