中学校道徳の教科書検定 申請した8点全てが合格

今年度の教科書検定結果が審議された
今年度の教科書検定結果が審議された

文科省は3月27日、教科用図書検定調査審議会総会を開き、中学校の「特別の教科 道徳」と、高校の主として高学年用の教科書の検定結果を公表した。中学校道徳の教科書は、検定申請をした8点全てが合格した。高校でも、共通教科、専門教科で検定申請をした60点全てが合格となった。合格した教科書は来年度に採択が行われ、2019年度から使用が開始される。

「特別の教科 道徳」が始まってから、昨年度の小学校に続き、中学校では初めての教科書検定となった。申請された道徳の教科書の内容を審査する同審議会第10部会では、6回の会合を重ねて検討を行った。小学校道徳では、「指導要領が定めた内容項目を網羅していない」「記述内容と指導要領の項目の関係を明示する要件を満たしていない」などの意見が多数付されたが、中学校道徳では同様の意見は減少した。

検定合格した中学校道徳の教科書は19年度から20年度までの2年間使用され、以降の検定スケジュールは他教科とそろえられ、19年度に再び検定を実施する。

高校は現行学習指導要領の2巡目の検定となった。共通教科では、▽国語 現代文A 1点▽同 古典A 2点▽同 古典B 1点▽数学 数学Ⅲ 14点▽芸術 音楽Ⅲ 3点▽同 美術Ⅲ 2点▽同 書道Ⅲ 1点▽外国語 コミュニケーション英語Ⅲ 27点▽同 英語表現Ⅱ 2点――の計53点が申請し、全て合格した。中でも、数学Ⅲでは、検定意見を付さずに合格となったものが2点あった。専門教科では、農業で1点、商業で6点の申請があり、いずれも合格した。

近日中に同省ホームページに検定結果と全教科の検定意見書が公開されるほか、申請のあった教科書などの検定関係資料を、5月29日~6月21日の間、東京都江東区の教科書研究センターで公開する。地方会場も設けられ、▽岩手県立図書館(7月1日~12日)▽埼玉会館(6月9日~18日)▽愛知県総合教育センター(7月10日~20日)▽兵庫県立のじぎく会館(6月19日~28日)▽徳島県立図書館(6月26日~7月6日)▽長崎県教育センター(7月3日~13日)――で公開が予定されている。