自転車ながらスマホで 歩行者の見落とし率5割増

京都府などはこのほど、自転車走行時のながらスマホの危険性を検証する実証実験結果を公表した。スマホを見ながら自転車を運転した場合、歩行者の見落とし率が通常と比べて5割増加するのがわかった。

実証実験は、京都府庁で実施された。小塚一宏愛知工科大学名誉・特任教授の監修のもと、大学生11人を被験者として、スマートフォンを見ながらの自転車運転が、安全性にどのような影響を及ぼすのかを検証した。

その結果、横断してくる歩行者への目視の挙動が見られない「見落とし」が、通常時「1.3回」から、ながらスマホ時「2.0回」、ながらスマホ+イヤホン装着時「1.56回」となった。通常時に比べて、ながらスマホをしながらの運転では、歩行者の見落とし率が5割増加していた。

また、歩行者を認識するまでの時間については、通常時が「1.0秒」なのに対し、ながらスマホ時「1.7秒」、ながらスマホ+イヤホン装着時「1.42秒」。ながらスマホでは歩行者の認識が遅れるのがわかった。

さらに、歩行者を注視する時間は、通常に比べると、ながらスマホ時で23%、ながらスマホ+イヤホン装着時で22%減少していた。