幼小接続踏まえ改善 幼児指導要録の新様式を通達

幼稚園幼児指導要録(最終学年の指導に関する記録)様式の参考例
幼稚園幼児指導要録(最終学年の指導に関する記録)様式の参考例

文科省は4月2日、都道府県の教育長や全国の首長らに向け、幼児の指導要録改善に関する通知を出した。幼稚園、特別支援学校幼稚部共に、最終学年の「指導上参考となる事項」には、指導の過程と育ちつつある姿を分かりやすく記入するよう促しており、各幼稚園などに幼小接続を意識した指導要録作成を周知させる狙い。

指導要録の新様式は2018年度から幼稚園と特別支援学校幼稚部(以下「幼稚園など」)で適用される。同省は幼稚園などにおける評価の基本的な考え方を「一人一人の発達の理解に基づいた評価の実施」とし、他の幼児との比較や基準に対する達成度ではないことを強調している。

指導要録の具体的な改善箇所は、「指導に関する記録」とは別に「最終学年の指導に関する記録」を設けた点で、小学校での指導に生かされるよう、教育過程を総合的に捉えた幼児の育ちつつある姿を記入するよう促している。記入に際しては、幼稚園教育要領で示された「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」を活用するよう提案しているが、この「幼児期の終わりまでに――」が到達すべき目標ではなく、あくまで個々に育まれている資質・能力を総合的に捉える必要があるとしている。