全国2千カ所超 急増するこども食堂の保険加入を支援

こども食堂安心・安全向上委員会(代表・湯浅誠法政大学教授)は4月3日、全国に広がるこども食堂に、保険加入を支援するプロジェクトをスタートさせた。こども食堂が保険に加入するための資金として、目標総額1000万円をクラウドファンディングで集める。同委員会の調査によると、2016年には319カ所だったこども食堂は、18年には2286カ所に急増。子供だけでなく、地域にとっても重要な居場所となっている。

地域におけるインフラとしての機能が高まりつつある一方で、こども食堂の現場では、子供がけがをしたり、食品アレルギーを起こしたりする事例などが報告されている。そこで同委員会では、こども食堂が社会福祉協議会のボランティア行事用保険などに加入するための費用を助成する。

プロジェクトに応募したこども食堂200カ所について、開催頻度が週1回以下は年間1万円、週2回以上は年間3万円を配分する。参加するこども食堂は、3年の間に地域の理解を得て運営基盤を充実させ、4年目以降は自ら保険料を支払っていけるようにする。

この取り組みによって、こども食堂の内外で安心・安全の意識が喚起され、人が集まりやすくなったり、協力しやすくなったりし、こども食堂そのものの運営基盤の強化につながるなど、好循環が生まれるとしている。

同プロジェクトのウェブサイトには、教育新聞で「学びから創るコミュニティ」を連載していたコミュニティデザイナーの山崎亮氏や、エッセイストの小島慶子氏、新井紀子国立情報学研究所教授などが賛同メッセージを寄せている。