18歳未満で生活のしづらさ生じる 障害者の3人に1人

障害者の生活のしづらさが生じ始めた年齢(65歳未満)
障害者の生活のしづらさが生じ始めた年齢(65歳未満)

厚労省は4月9日、全国の在宅障害児・障害者を対象とした「生活のしづらさなどに関する調査」の、2016年度の結果を公表した。65歳未満の障害者の3人に1人が、18歳未満で生活がしづらくなったと答えているのが分かった。また、今までと違う日中の過ごし方を希望している障害者のうち、「学校に通いたい」という声も一定数あった。学校卒業後の障害者が置かれた生活のしづらさが浮き彫りとなった。

身体障害者手帳の所持者は428万7千人で、11年度の前回調査と比べて42万3千人増えた。0~9歳は3万1千人、10~17歳は3万7千人、18~19歳は1万人で、0~9歳は前回比9千人減、10~17歳は同4千人増となった。療育手帳所持者数は96万2千人で、0~9歳は9万7千人、10~17歳は11万7千人、18~19歳は4万3千人。18歳未満は全体の22.3%を占めた。また、療育手帳を初めて取得した年齢が「18歳未満」と答えた者の割合は56.0%と半数以上だった。

生活のしづらさが生じ始めた年齢を聞いたところ、65歳未満では「18歳未満」と答えた者の割合が34.5%を占めた。生活のしづらさが生じ始めた後の生活度合の変化では、「生活のしづらさが大きくなっている」者の割合が最も高く、65歳未満では29.8%となった。

日中の過ごし方では、「家庭内で過ごしている」と答えた者の割合が最も高かった。65歳未満で、学校などの教育施設で過ごしている割合は、▽学校に通っている 10.0%▽放課後児童クラブ(学童保育) 0.5%▽保育園・幼稚園・認定こども園 1.7%▽障害児通所施設 5.7%――だった。今までと違う日中の過ごし方をしたい者の今後の日中の過ごし方の希望を聞くと、65歳未満では、「学校に通いたい」が6.1%、「障害者通所施設」が3.1%あった。