研究開発学校に新たに8件10校 新指導要領見据える

文科省は4月9日、2018年度の研究開発学校の指定校を公表した。今年度は新たに8件10校を決定。18年度の研究開発学校数は、これまでの指定校を含め33件67校となった。課題に「探究」を掲げる学校が複数あるなど、新学習指導要領を見据えたカリキュラムの研究開発が行われる。

新潟県上越市立大手町小学校では、「6つの領域による教育課程の再編」をテーマに、自立と共生を目指した6つの資質・能力を設定し、児童がこれらの資質能力を統合する「探究」、論理的思考を重視した「論理」の2領域を中核とした教育課程編制を提案する。

福井大学教育学部附属義務教育学校では、「新教科『社会創生プロジェクト』」をテーマに、9年間の長期的なプロジェクト型学習を通じて、自律的な学びのできる児童生徒の育成に必要な資質・能力の開発を行う。

香川大学教育学部附属坂出中学校では「新領域『共創型探究学習』(主体性の育成)」をテーマに、予測できない未来を生き抜くため、自ら主体的に課題を設定し、自らの力だけで解決していく異学年合同の「共創型探究学習(仮称)」のカリキュラム開発や、系統的な支援の在り方を研究する。

京都教育大学附属京都小中学校では「各教科等の内容の再構築」として、義務教育の9年間で育てるべき資質・能力の検討や、発達段階に応じた各教科の学習目標と内容の検討を行う。

山口大学教育学部附属山口小学校では、「新教科『創る科』」を創設し、価値の創出と受容・評価をコアにした教科融合カリキュラムを開発する。

お茶の水女子大学附属幼稚園では、「幼児の発達と学びの連続性」をテーマに、3~5歳児の教育課程編成や保育の評価などの在り方を研究する。

広島大学附属三原幼稚園・小学校・中学校では、幼小中一貫教育カリキュラムとして新教科「光輝(かがやき)」を開発。グローバル化した社会に求められる横断的な知識、レジリエンス、感性の基礎となる資質・能力を育成する。

立命館宇治中学校・高校では高校における「総合的な探究の時間」を先行実施。社会や世界と関わり、より良い人生を送ろうとするアクティブラーナーの育成を掲げる。