「職員の状況」公開は4割 保育施設の情報発信状況

保育所等の情報公開・情報発信に関する調査研究報告書
保育所等の情報公開・情報発信に関する調査研究報告書

日本保育協会はこのほど、「保育所等の情報公開・情報発信に関する調査研究」報告書を公表した。保育施設の大半は所在地や開所時間などの基本的な情報に加え、保育方針や保育の様子といった実際の運営状況が分かる情報を公開していた。一方で「職員の状況」を公開している施設は40%にとどまり、保育士不足の深刻さがうかがえる結果となった。

同報告書では保育に関する情報公開・情報発信の現状と課題を把握するため、全国の市町村、保育施設、保育施設を利用する保護者を対象にアンケート調査を実施。回答を得た保育施設の内訳は認可保育所71.4%、認定こども園12.4%、認可外保育施設10.9%、その他5.4%だった。

各施設が地域に向けて公開・発信している情報をみると、「所在地・アクセス」「開所時間、延長保育・休日保育の実施状況」が9割を超えた。また、「定員・入所状況」「利用料」「施設設備」など基本情報や、「保護者が用意すべき用具」「給食の状況」も6割超にのぼる。めざす子供の姿や保育のねらいを示した「保育方針」については88.3%、「保育の様子」は77.6%の施設が公開していた。

保護者に施設利用の決め手となった情報を尋ねたところ、7割が挙げた「所在地・アクセス」以下、「開所時間、延長保育・休日保育の実施状況」「保育の様子」「保育方針」「職員について」が続いた。保護者の約2割が「事前に知っておきたかった情報」としても挙げた、「職員について」の情報を公開している施設の割合は40.8%と低い状況だった。