2万人以上増え4万8千人に 前橋市教委の個人情報流出

群馬県前橋市教委は4月23日、同市の教育情報ネットワークへの不正アクセスにより、4万7839人の給食に関する情報が流出した可能性が高いと発表した。流出したのは2012年度から17年度までに在籍した、全ての児童生徒と教職員のデータ。

同市教委は4月4日、流出を2万5725人と発表。セキュリティ専門事業者に調査を委託し、さらなる個人情報の流出がないか調査を進めていた。その結果、新たに12年度から17年度に在籍していた中学3年生と、同期間に在籍していた教員合わせて2万2613人分のデータが流出した可能性が高いことが判明した。また4日時点の2万5725人も、重複が確認されたため、2万5226人と変更した。

流出した個人情報は前回発表と同じく、▽学年・組・出席番号▽氏名▽性別▽生年月日▽住所▽電話番号▽保護者氏名▽アレルギーや既往症――など。このうち口座情報は、給食費の入出金情報を含む2万8209件にのぼる。口座数は、兄弟姉妹がいた場合に同一世代が一つの口座で支払うケースが多いため、全体数より少なくなっている。

同市教委では、流出したデータがインターネット上に公開されていないか監視しているが、4月19日現在、ファイル公開は確認されていない。個人情報流出に関する同市教委への通報もないという。また、群馬県警が現在も調査を行っている。

同市教委は今回の件を受けて、「前橋市学校教育ネットワークセキュリティ調査対策検討委員会」を設置。委員は弁護士、情報メディアを専門とする大学教授、IT専門家の3人。情報技術・情報セキュリティの観点から調査し、原因究明と今後の対応を検証する。