修学旅行で北方領土を 内閣府が担当教員向け下見ツアー

択捉島(flickr北方四島デジタルライブラリー)
択捉島(flickr北方四島デジタルライブラリーより)

内閣府は4月20日、若い世代の北方領土問題への関心を喚起するため、修学旅行を担当する教員を対象とした、隣接地域への「下見ツアー」を実施すると発表した。今年度からは、同地区への修学旅行にかかる経費補助も拡充し、誘致を促進する。

下見ツアーは2018年8月、北方領土に隣接する▽根室市▽別海町▽中標津町▽標津町および羅臼町――の北海道1市4町で複数回実施する。首都圏・関西からの出発で、各回十数人程度を予定しており、北方領土学習プログラムを取り入れた2泊3日の模擬ツアーを行う。募集は5月以降。

北方領土学習プログラムは、海の上から北方領土を実際に見るほか、元島民から話を聞く場も設ける。北方領土の現在を肌で感じる体験を通じて、戦後70年以上経過した今もロシアの不法占拠の下に置かれた北方四島(歯舞群島、色丹島、国後島、択捉島)について、生徒らが考えを深める機会を提供する。

また、18年度からは隣接地域への修学旅行にかかる経費補助を拡大。▽北方領土学習プログラムの全額▽借り上げバス費用の全額、航空機運賃の一部(1人当たり片道2千円)▽宿泊費の一部(1人当たり1泊千円、民泊は2千円)▽その他の学習プログラムの一部(1人当たり1プログラム1500円、最大3プログラムまで)――を補助する。対象は全国の中学校、高校、教育関係団体で、修学旅行において北方領土学習プログラムを実施することを補助の要件としている。