スマホ利用で「日常の時間減る」 小中高全てで増加

スマホ等のために日常生活で減った時間があるかを示した図
スマホ等のために日常生活で減った時間があるかを示した図

スマホ依存「低い」傾向の児童生徒が減少――。岡山県教委はこのほど、県内の小学校4年から高校3年までの児童生徒を対象としたスマホ利用に関する実態調査結果を公表した。スマホ利用のために「日常生活で減った時間がある」児童生徒の割合が、3年前に比べ小・中・高の全ての校種で増加しているのがわかった。

「スマートフォン等の利用に関する実態調査」は、14年度から毎年実施しており、今回で4回目。17年度は昨年12月、県内で抽出した小・中・高校を対象に実施、小学生2838人、中学生2942人、高校生1917人の計7697人から回答を得た。

自分のスマホ等を持っている割合は、小学生32.1%、中学生58.4%、高校生98.1%。14年度と比べて、小学生と高校生は同程度だったが、中学生は10ポイント以上増加していた。

平日1日当たり3時間以上スマホ等を利用している「長時間利用」の割合は、小17.3%(14年度比+1.5ポイント)、中25.1%(+0.1ポイント)、高36.3%(-2.7ポイント)。また、部活動に所属している子供の長時間利用率は、中学生で約2割、高校生で約3割だったのに対し、所属していない子供は中約3割、高約4割以上、と差が目立った。

スマホ等の利用のために日常生活で減った時間があるか聞くと、小24.2%(+1.7ポイント)、中40.7%(+6.8ポイント)、高48.1%(+8.0ポイント)で、全ての校種で増加していた。
具体的に減った時間としては、睡眠時間、学習時間、テレビを見る時間などがあった。

さらに、ネット依存傾向の調査項目の合計により、依存度を「低い」「中程度」「高い」の3段階に分け、各校種のネット依存度を調べた。その結果、ネット依存度が「低い」のは小84.6%(-1.4ポイント)、中66.3%(-1.5ポイント)、高51.6%(-3.6ポイント)だった。一方、「中程度」は小14.7%(+1.5ポイント)、中30.9%(+1.1ポイント)、高45.0%(+3.7ポイント)。全ての校種で、ネット依存度が「低い」割合は減少し、「中程度」が増加していた。

スマホ利用時間を依存傾向別にみると、依存傾向が「低い」児童生徒は、3時間以上利用する割合が小5.7%、中11.1%、高22.2%だった。半面、依存傾向が「高い」児童生徒は、3時間以上の利用者が小43.8%、中50.1%、高55.5%と跳ね上がった。