「いじめについて考える日」 全大阪市立小・中・高で実施

「いじめについて考える日」が5月7日に、大阪市立の小・中・高校全校で実施される。いじめが子供たちの心身に重大な影響を与える一方、身体を重大な危険にさらすことを全児童生徒が確認し、いじめを防止するのが狙い。

「いじめについて考える日」は、2016年8月に開かれた「おおさか子ども市会」で「子ども議員」が提案したのがきっかけ。「みんなで考えていけば、いじめが減るのではないか」と求める子ども議員らの訴えを、市側が受け入れた。昨年のゴールデンウイーク明けの5月8日に初めて実施し、原則全校が参加した。

同市教委指導部教育活動支援担当生活指導グループの當銘(とうめい)真衣子指導主事は「いじめはいつでも、どの子供にも、どの学校においても起こりえる。学校、児童生徒、教職員が皆で一丸となって取り組むことによって、保護者や地域との間でもいじめ撲滅に向けた連携が深まる」と説明し、「最近はソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を使ったいじめも目立ち、いじめが深刻化していることなどから、『いじめについて考える日』を全校にしっかり定着させたい」としている。

同市教委によると、昨年の「いじめについて考える日」には、いじめを撲滅するために自分たちができることを児童生徒が考えて発表したり、いじめを「しない、見のがさない、許さない」の「3ない運動」を進めたり、SOSボックスを設置したりする取り組みが各校であった。さらに弁護士を招いていじめに関する独自の学習をしたり、「Open Door」と称して校長室で校長と児童がいじめ論議を交わし、いじめ問題の理解を深めるケースもあったという。

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