ひきこもり脱する一助に 岐阜県がガイドブック作成

岐阜県精神保健福祉センターが作成した「ひきこもり支援ガイドブック」
岐阜県精神保健福祉センターが作成した「ひきこもり支援ガイドブック」

岐阜県精神保健福祉センター(ひきこもり地域支援センター)は5月1日、ひきこもりの本人や家族に向けたガイドブックを公表した。同県内で活動する支援機関の紹介に加えて、同じ悩みを抱える家族からのメッセージや相談窓口も掲載。「どこに相談したらよいか分からない」という当事者たちの不安を軽減する目的で作成した。

ガイドブックは県内の保健所、市町村、精神科病院など関係機関に1万部配布。ひきこもり支援を行う16団体の連絡先や支援内容、当事者に宛てたメッセージを中心に、相談の窓口となる保健所や子ども相談センターなどの連絡先も紹介している。

また、10年前から同じ悩みを抱え、現在も同センターのグループミーティングを利用している家族からのメッセージも掲載。本人とその家族に寄り添う内容となっている。

同センターが2017年2月に、市町村や県内の支援団体を対象に実施した調査によると、今後必要な支援として最も多く挙がったのが「支援機関の相談先の周知」だった。

同センターでは県民への相談窓口の周知とともに、窓口担当者を対象とした研修会、関係機関の代表が集まって支援の在り方を協議する「ひきこもり地域支援連携会議」の定期的な開催など、支援体制の整備を推進しており、ガイドブックを通じて長期的な支援へ結び付ける。

ガイドブックは同県ホームページからも入手できる。