パブコメを募集 環境教育の基本方針改定案

環境省はこのほど、環境教育等推進基本方針の改定案を取りまとめ、パブリックコメントの募集を開始した。期間は5月22日まで。改定案では、新学習指導要領との関連やESD(持続可能な開発のための教育)の重視が盛り込まれるとともに、環境教育における体験活動についても意義や内容を捉え直している。

改定案は、環境教育等推進法に基づき、今年1月から環境教育等専門家会議で検討されていた。環境教育を取り巻く現状では、国連の持続可能な開発目標(SDGs)が社会的にも重きが置かれ、小・中学校の新学習指導要領で示された「持続可能な社会の創り手」の育成や、「カリキュラム・マネジメント」「主体的・対話的で深い学び」との関連を図る必要性が挙げられた。

持続可能な社会づくりに主体的に参加しようとする意欲の育成や、世代、地域、分野などの垣根を越えた学び合いを重視する観点から、体験活動の内容や意義についても捉え直している。

具体的には、自然体験や社会体験だけでなく、日常と異なる文化や慣習に触れる生活体験、ロールモデルとなる人物との交流体験なども促進し、学んだことから見い出した意味や価値を他者に表現するアウトプットまでを重視する。このような活動によって、これまでになかった気付きや感動、自尊感情や創造性向上の効果をもたらすとしている。

今後の施策の在り方として、学校では、ESDの視点から体験活動と各教科などでの学びをつなげる取り組みの強化を図り、実践する教員の育成を図ることなどが掲げられた。