千葉大教育学部が改組へ 複数免許の取得促す

千葉大学はこのほど、来年度入学生から教育学部の改組を行うと公表した。現在五つある課程を一つの課程に統合した上で、7コースを設ける。改組によって従来のカリキュラムを大幅に見直し、学生に複数の校種や教科の免許取得を促す。

現在の同学部は、小学校、中学校、特別支援教育、幼稚園、養護教諭の各教員養成課程に分かれているが、改組後は学校教員養成課程に一本化する。同課程の中に、▽小学校▽小中専門教科▽中学校▽英語教育▽特別支援教育▽乳幼児教育▽養護教諭――の各コースを設置する。

現行の中学校教育課程では、2004年度から専門とする教科の第1種免許状を取得するほかに、他教科の第2種免許状の取得を卒業要件としていたが、改組後の中学校コースでもその制度を維持する。また、小中専門教科コースや英語教育コースでは、小学校と中学校の両方の教諭免許状を取得する。これら以外のコースでも、他校種の免許状の取得を義務付けたり、他教科・校種の免許状を取得しやすくしたりする。

このほか、改組後のカリキュラムでは、県内の小・中学校に学生が出向き、授業支援を行う学校インターンシップを必修化する。

移行措置として、来年度入試は現行の各課程と同じ科目から出題するが、19年度以降は新しい課程・コースに対応した入学者選抜方法を導入する。入学定員は現行より15人削減し、390人となる予定。

複数教科の免許取得を卒業要件としているのは、全国の教員養成課程の中でも珍しいケース。校種間の連携を促進するための人事異動や、免許外教科担任を解消する目的から、複数の免許を有する志願者に対して優遇措置を行う教委も出てきており、こうしたニーズに対応するねらいがある。