保育中の死亡事故防ごう 大阪市がマニュアル作成

注意すべきチェックポイントをまとめた
注意すべきチェックポイントをまとめた

大阪市こども青少年局はこのほど、保育施設向けの「事故防止及び事故発生時対応マニュアル」を公表した。2016年4月に市の認可外保育施設で起きた幼児死亡事故の再発防止策の一環として作成した。重大事故が発生しやすい場面ごとのチェックポイントと、万が一事故が発生した際の対応を盛り込んだ。6月にかけて同局が実施する保育施設職員研修で配布する。

マニュアルは全16ページの「基礎編」と150ページほどの「作成の手引き」で構成される。「基礎編」には保育施設が持つべき心構えに加えて、「睡眠中」「水遊び中」「食事中」の場面ごとの注意・観察点と緊急時の対応方法を記載。経験の浅い職員にも分かるよう、「寝かしつける時からあおむけにしているか」「よだれかけは、はずしているか」といったチェックポイントを明記し、一覧にまとめた。「作成の手引き」にはさらに詳細な防止策・対応策を掲載。独自の事故対応マニュアル作成が義務付けられている認可施設だけではなく、認可外施設でのマニュアル作成・更新も促す。

マニュアルは16年4月、市の認可外保育施設で発生した「うつぶせ寝事故」の検証部会の提言を受け作成された。保育士がうつぶせ寝の状態にある男児の姿を確認しながら、顔が横を向いていたためにそのまま寝かせ、異常に気付いたときには反応がなく、その後男児は死亡した。市が設置した検証部会は、再発防止策として事故対応マニュアルの整備や実技講習を含む実践的な研修の実施、情報提供体制の整備などを提言。市はマニュアル作成のほか、保護者が求める情報を一元的にできるようホームページのリニューアルにも取り組んでいる。

マニュアル「基礎編」は同市ホームページ(http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/kodomo/0000434307.html)からも参照できる。