LGBTの8人に1人がいじめを受ける 東京・港区の調査

18歳以上の性的マイノリティー(LGBT)は子供のころ、性的志向を理由に8人に1人がいじめを受け、7人に1人が正しい情報を得られずに困った―。LGBTへの支援に関する東京都港区の調査でこんな結果が明らかになった。自殺を願望したり未遂に終わったりしたLGBTは3割に達しており、LGBTの理解促進が問われることになりそうだ。

調査は今年2月から3月にかけて、調査会社がアンケートモニターに登録する6万5千人の中から抽出した都内23区在住の18歳以上を対象に実施。LGBT400人からインターネットを通じて回答を得た。

子供のころの困った体験について尋ねたところ、「セクシュアリティーに関する正しい情報の不足」(13.8%)、「学校でのいじめ」(12.5%)が多く、保護者・教職員の無理解や、体の性で分けられるトイレや更衣室、男女別の制服・頭髪の問題を指摘する答えがあった。

子供のころの経験に関する質問については「特にない」(60.0%)を除くと、「自殺願望」(22.0%)が最も多く、「DV被害」(12.3%)、「性暴力被害」(9.8%)、「自殺未遂」(8.3%)、「性感染症」(6.5%)が続いた。

回答者の56%は、LGBTであることをカミングアウトしておらず、「法律や条令で差別を禁じてほしい」(24.8%)、「LGBTの子供たちが差別されない、また将来に希望を抱ける教育に取り組んでほしい」(18.3%)などの声が寄せられた。