日大学長が緊急会見で陳謝 アメフト反則行為で非難集中

関学大アメリカンフットボール部提供
関学大アメリカンフットボール部提供

アメリカンフットボールの定期戦で関西学院大の選手に3週間のけがを負わせた反則行為に非難が集中した日大は5月25日、大塚吉兵衛学長による緊急記者会見を開いた。大塚氏は冒頭、「あってはならない危険な反則行為でけがをさせ、責任を感じている。いくら謝っても謝り切れない。おわびしたい」と関学大側に陳謝した。大学スポーツの反則行為をめぐり、教学部門トップの学長が陳謝するのは極めて異例。

大塚氏は、日大アメフット部の加害選手が22日の記者会見に単独で臨んだことについて「独りで会見させるなど、大学として追い込んでしまったことに心を痛めている」と述べた上で、「一日も早く学業に戻ってほしい。復帰対策を考えており、勉学はもとより、卒業進路まで力を注ぎたい」と強調した。

加害選手と監督・コーチの間で証言が食い違っている反則行為の指示の有無については「加害選手は真摯(しんし)に語るべきことを述べていたと思う。監督・コーチの話とは齟齬(そご)がある。第三者委員会が立ち上がり、関東学生連盟の調査もあり、警察の捜査という流れもあるので、私が口を挟むのは差し控えたい」と語り、当面は第三者委員会の結論を待つ考えを明らかにした。さらに大学としての対応が後手に回ったことを認め、「アメフット部に対応を任せてしまった。そちらでよろしくという対応だった。私にも責任があると思う」と大学として管理・監督責任を引き受ける意向を示した。

大塚氏によると、日大アメフット部は反則行為が表面化した後、活動を自粛している。

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