7割が相談せずと回答 児童虐待の調査、警察庁

初めて犯罪被害に遭った際に誰にも相談しなかった人が児童虐待で7割、性的な被害では5割に上ることが、警察庁が5月29日までにまとめた犯罪被害類型別調査で分かった。交通事故とストーカーの被害で相談しなかった人はいずれも2割で、犯罪のタイプによって相談のハードルの高さに違いがあることが裏付けられた。

調査は今年1月19~28日、20歳以上の男女にインターネットを通じてアンケートを実施し、917人から有効回答を得た。

それによると、初めて被害に遭った際に「どこにも(誰にも)相談していない」との回答率は、児童虐待(74.3%)、性的な被害(52.1%)で高く、交通事故(21.5%)、ストーカー(23.9%)で低くなっていた。相談相手や相談機関を尋ねたところ、児童虐待では「母」(7.9%)と「学校の先生・学生相談室・スクールカウンセラー」(7.9%)、性的な被害では「母」(23.1%)の回答率が高かった。一方、被害時の年齢と被害相談の関係を分析したところ、0~15歳では「どこにも(誰にも)相談していない」の回答率が高く、0~6歳は70.0%、7~12歳は46.2%、13~15歳が53.5%に達した。

相談しなかった理由は「低年齢であったため、相談することを思い至らなかった」が児童虐待と性的な被害で目立った。