英語の予備調査問題を公表 コンピューターに音声入力

「話すこと」の問題のデモンストレーション

文科省は5月31日、来年度の全国学力・学習状況調査で新たに英語調査を実施するのに向け、一部の中学校で実施した予備調査の問題を公表した。英語4技能のうち、「聞くこと」「読むこと」「書くこと」を問う問題と、コンピューターに音声を入力する方式の「話すこと」を問う問題で構成。

英語で解答を音声入力したり、問題文を聞いて自分の考えを英文で記述したりなど、複数技能の活用を問うものもあり、バランスの取れた英語能力が求められた。

1時限目は、CDによる放送に合わせて▽「聞くこと」 約10分▽「読むこと」 約20分▽「書くこと」 約15分――の試験を全学級一斉に実施。その後、2時限目以降に、学級ごとに15分間の「話すこと」の試験を順次実施した。「話すこと」の試験はコンピューター教室で行い、生徒はコンピューターと接続したヘッドセットを装着して、各問題の動画を視聴。英語で解答を音声入力した。

いずれの問題も中学2年生までに学習した内容を踏まえ、英検4級相当のレベルで構成。条件に合った英文を記述したり、登場人物の英会話を聞き、その内容を踏まえて質問したりする問題を含んでいる。また、複数の技能を使って解く複合問題もあった。

この予備調査は、試験の円滑な実施に向けた課題を検討するため、大規模校やへき地校を中心に、全国136校、約2万人の中学3年生を対象に実施していた。なお、平均点や各問題の正答率、質問紙調査の結果は公表していない。

同省では予備調査の結果を踏まえ、来年度の中学3年生対象の全国学力調査に英語を加える方針。試験は学校側の負担を考慮し、理科と同様に3年に1回の実施となる。予備調査の問題は、国立教育政策研究所のWEBページで公表している。