授業で作成したフェイクニュースが拡散 大教大が謝罪

大阪教育大学(大教大)は6月2日、授業の中で学生たちが作成した偽のニュースサイトの記事がSNSなどで拡散され、多くの人に誤解を与えたとして謝罪した。記事は「大教大と大阪大学が統合する」というもので、大教大は公式ツイッター上で「そのような事実は一切ない」と否定。情報の取捨選択を学ぶ授業の取り組みが、図らずも混乱を招く結果となった。

偽のニュースサイトは2017年度の後期、情報を吟味しながら読み解く「メディアリテラシー」に関する授業の中で学生が作成した。授業が終了した後もインターネット上に公開されたままになっていたことから、サイト上の記事内容がSNSなどで広まった。

記事は「政府が大阪大学と大阪教育大学を運営する両法人を25年4月をめどに統合するための関連議案を国会に提出することを確認した」という内容で、統合後の名称を「大阪大学教育学部」とする記述もあった。サイトのトップページにはフェイクニュースである旨を掲載していたが、記事のページには掲載されていなかった。同サイトはすでに削除されている。

大阪大は07年に大阪外国語大と統合した経緯があり、同じ国立大学である大教大との統合も真実味を持って捉えられた可能性もある。同学はホームページ上で「今後このような事案が二度と発生することのないよう、再発防止に取り組む」と謝意を表した。