林文科相「極めて遺憾」 文科省担当室長を神戸に派遣

神戸市の中学3年生の自殺を巡り、同級生らに聞き取りした内容を記録したメモを、市教委と当時の校長が隠ぺいしていた問題について、林芳正文科相は6月5日の会見で「極めて遺憾」と述べた。同省は松林高樹初等中等教育局児童生徒課生徒指導室長を同日、同市に派遣した。

会見で林文科相は「市教委の対応は極めて遺憾だと考えており、文科省としても二度と同じことが起こらないよう、今後も神戸市に対して防止対策と改善の在り方について指導助言を行っていく」と述べた。

また、「いじめによる自殺調査での不誠実な対応が多いのでは」という質問に対し、「今回の事案については、神戸市の首長部局で再調査を実施する予定だと聞いており、現場と保護者、教育委員会の間に信頼関係がない現れだ。まずは神戸市に詳細をしっかりと聞き、今後の対応について指導を行う」とした上で、今後の対策についても検討するとした。

松林室長は同日、市教委教育次長と面談。詳細な聞き取りを行い、再発防止策や、隠ぺいした首席指導主事と当時の校長ら関係者の懲戒処分の検討など、今後の対応を指導した。同室長は市教委や校長の対応について、「教育行政への信頼を失墜させた」と述べた。