3人に1人が今もいじめ続く 熊本市の調査に中学生

いじめを相談しなかった理由

熊本市がまとめた2017年度「心のアンケート」の結果によると、現学年でいじめられた経験がある市立小・中学校の児童生徒のうち小学生の4人に1人、中学生の3人に1人が「今も続いている」と回答していたことが6月6日までに分かった。小学生の3人に1人、中学生の4人に1人がいじめられたことを誰にも相談していなかった。

同結果によると、「今の学年でいじめられたことがある」と回答した児童生徒は小学生で16.7%、中学生で4.2%。小・中共に低学年ほど多く、学年が上がるほどに割合は減っていた。いじめの大半は同級生によるもので「冷やかし、からかい」が最も多かった(小学生32.2%、中学生47.2%)。ネット上のいじめは小学生で0.9%、中学生では10.4%だった。

いじめを受けたとする児童生徒のうち、「今も続いている」と回答した割合は小学生25.3%、中学生が31.9%で、全体で前年度から2.2ポイント増えた。小学生の32.0%、中学生の25.9%がいじめられたことを誰にも打ち明けていなかった。小学生は「知られたくない」「自分で解決できる」「心配をかける」を理由に挙げ、中学生は約4割が「(相談しても)解決しない」と回答していた。

市は2007年度から無記名のアンケートを継続し、17年度は11~12月に市立小・中学校の児童生徒約6万人を対象に実施した。

結果を受け市教委は「授業や行事の中でどの児童生徒も落ち着ける場所をつくり、話しやすい雰囲気づくりや相談体制の充実にさらに取り組んでいく必要がある。相談しても解決には結び付かないと考える児童生徒に応える体制を整える」と話した。