都の教採倍率が3.9倍に減少 ここ数年で最も低く

東京都の教員採用試験の応募倍率が3.9倍となり、昨年度の5.7倍から大幅に減少した。6月8日に都が発表した、2018年度教員採用試験(19年度採用)の応募状況で明らかとなった。応募者総数は1万3461人で、昨年度より1804人減少。採用見込み者が増えた一方、応募者が減ったのが要因で、応募倍率はここ数年で最も低くなった。

小学校では、理科コース、英語コースを含めた4206人の応募に対して、採用見込みは1570人、倍率は2.7倍。昨年度は4517人の応募に対して、採用見込み1260人、倍率3.6倍だった。応募は6.9%減少した。

中・高校共通の応募者数(教科別)では、▽国語 775人(昨年度963人)▽地歴 933人(同1158人)▽公民 351人(同417人)▽数学 921人(同1080人)▽理科・物理 220人(同255人〕▽同・化学 274人(同282人)▽同・生物 285人(同321人)▽英語 847人(同1021人)▽音楽 186人(同246人)▽美術 157人(同171人)▽保健体育 1357人(同1528人)――となり、全科目で応募者が減った。応募者計6306人に対して、採用見込みは1260人、倍率5.0倍。昨年度は7442人の応募に対し、採用見込み770人、倍率9.7倍だった。応募者数は15.3%減少した。

特別支援学校では、全体で903人の応募に対して、採用見込みは190人、倍率4.8倍。昨年度は985人の応募に対し、採用見込み者180人、倍率5.5倍だった。応募者数は8.3%減少した。

都の担当者は「採用は退職者数や人口増加による学級増を見込んで決定している。応募者の減少は、民間の求人倍率上昇による就職状況の改善が影響しているのではないか」と話した。