「AIを職場の仲間と考えて」 未来への風PJがシンポ

トークセッションで話す住田昌治校長(中央左)、戸ヶ崎勤教育長ら(中央右)

学校事務職員をはじめとする学校関係者らで作る「未来への風プロジェクト」は6月9日、「AI技術との共存・発展の未来 奪われる仕事ではなく、創発する仕事へ」をテーマに、都内でシンポジウムを開催した。全国から約80人が参加し、AI技術と学校現場の未来について話し合った。

トークセッションでは、横浜市立日枝小学校の住田昌治校長、埼玉県戸田市教委の戸ヶ崎勤教育長、㈱ZOASの浅野竜一代表取締役、横浜国立大学先端科学高等研究院特任教員の藤田彬氏がゲストスピーカーとして登壇した。

冒頭で藤田氏が、AI技術や現在の研究進捗(しんちょく)を説明。「AIはHow(どのように)、Why(なぜ)などを求める質問への回答は苦手」だとし、「早急に人間の仕事がとられることはない。それよりもAIの力を部分的に取り入れ、賢い活用法を考えるべきだ」と述べた。

住田校長は「AIを職場の仲間と考えられることが大切。自分の特技と、AIの特技を補え合えばよいのではないか」と語った。

戸ヶ崎教育長は「予測不可能な社会のなかで、これから身につけるべき力は多種多様。ただ現状の教育から脱却しなければいけないことは責務」と述べ、戸田市で取り組んでいるICT活動を具体的に説明。同市では学校単位でさまざまな民間企業と組み、ICT教育を積極的に展開している。

参加者からは「後輩の教員から、AIも出てきて、将来この仕事でよいのか相談を受けたことがある」「生徒からAIを活用しようという声があった」「特に若手教員はもっとAIに関心を持ったほうがよい」などの意見が出た。

その後「AI技術と共存・発展していく未来の学校の姿」についてワークショップを開き、出席者が意見交換した。

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