ブロック塀の緊急点検を 全国小・中に要請

緊急点検を要請した林文科相

6月18日朝に発生した大阪府北部を震源とする地震で、大阪府高槻市立寿栄小の女子児童(9)が倒壊したプールのブロック塀にはさまれて死亡した事故を受け、林芳正文科相は19日の会見で、全国の小・中学校にブロック塀の点検を緊急に実施するよう要請すると明かした。

高槻市は18日夜、倒壊した寿栄小のブロック塀について、高さが建築基準法の基準の上限を超え、違法状態だったことを認め謝罪した。これを受け林文科相は「これまでの災害を踏まえて建築基準法は見直されてきた。にもかかわらず、違反があったとしたら誠に遺憾」と述べた。

文科省は「災害応急対策本部」を設置。担当官や専門家を19日に現地に派遣し、ブロック塀が倒壊した事案を含め、被害状況の把握や原因究明に努める。

文科省19日午後2時発の被害情報第4報によると(同日午後1時時点までに把握したもの)、死亡した女子児童の他に、報告されている児童生徒の被害はいずれも軽症で、公立で11人、私立で10人だった。大阪府では国立大学の教職員3人が軽症をおった。

物的被害が報告された学校は、滋賀・京都・大阪・兵庫・奈良で計746校。主な被害状況は、校舎の天井・ガラス等の破損や壁のひび割れ、断水等だという。最も被害が報告されたのは、▽大阪府 530校、次いで▽京都府 77校▽兵庫県 76校――だった。

19日に休校短縮授業となった公立学校は、大阪・兵庫で計308校。内訳は、▽小学校 186校▽中学校 88校▽高校 27校▽特別支援学校 7校――だった。

現在も大阪府の25校が避難所として使用されており、▽小学校 22校▽中学校 2校▽高校 1校――となっている。