ブロック塀点検を文科省が要請 児童生徒の負傷は65人に

ブロック塀などの安全点検を要請する通知

6月18日朝の大阪府北部地震で、同府高槻市立寿栄小学校の女子児童が倒壊したプールのブロック塀にはさまれて死亡した事故を受け、文科省は19日、全国の国公私立の幼稚園、小・中・高・特別支援学校に通知を出し、ブロック塀などの安全点検を要請した。大阪府では児童生徒の負傷が65人に上り、20日現在も小・中学校など約200校が休校・短縮授業を余儀なくされている。

通知では、各校の組積造や補強コンクリートブロック造りの塀について、国交省の判定基準に基づき、耐震対策の状況や劣化・損傷状況の安全点検を実施し、基準に該当するブロック塀があれば注意喚起を行うなど、必要な安全対策を早急に施すよう求めた。

通学路上にあるブロック塀や屋根瓦、自動販売機、ガラス、外壁、電線、液状化で隆起する可能性があるマンホールなど、地震が起こった際に落下したり転倒したりする危険物がないか改めて確認し、児童生徒が自分自身の判断で身を守り、迅速に避難できるよう、指導徹底も求めた。同省では近日中に取り組みの進ちょく状況を調査する予定。

文科省によると、20日正午現在、自宅での負傷も含めた大阪府内での児童生徒の人的被害は65人に上った。内訳は、▽幼稚園 1人▽小学校 22人▽中学校 22人▽高校 10人▽特別支援学校 2人▽大学 1人▽専門学校など 7人――で、重傷は3人、死亡は1人だった。

大阪府内で休校となっているのは、▽小学校 59▽中学校 27▽高校12 ▽特支 2。短縮授業は小学校73校、中学校32校で実施している。国公私立学校の校舎の天井やガラスの破損、壁のひび割れ、断水などの物的被害の状況は、▽滋賀 9▽京都 128▽大阪 534▽兵庫 95▽奈良 48。校種別では▽幼稚園 99▽小学校 295▽中学校 176▽高校 138▽特支 22▽大学・短大・専門学校等 76――となった。