EXILEがダンス授業視察 「新しい授業モデル普及したい」

生徒に話をするEXILEのTETSUYAさん

EXILEのTETSUYAさんが6月20日、長野市立東部中学校3学年の選択科目「ダンス授業」を見学、教員らと意見交換した。見学後に「これから新しい授業モデルを形にして普及し、皆さんのお手伝いとして役立てられれば」と語った。

TETSUYAさんは2018年3月に早稲田大学大学院スポーツ科学研究科(社会人修士課程1年制)を修了。「必修化以降の中学校における現代的リズムのダンス授業の現状と処方箋」の題名でまとめた修士論文により、同科の「優秀論文賞」を受賞した。「修士論文で提案したダンス授業の新しいモデルを『見える化』し、いろいろなところで試してみたい」と考えていた。

「ダンス授業」見学のきっかけは、18年2月、EXILEのUSAさんやDream Shizukaさんと共に長野市の信州善光寺を訪ね、特別来賓として「第67回善光寺節分会」に出席したのを機に阿部守一県知事と会ったことだった。「子供たちが学校でダンスにもっと元気に楽しく取り組めるようにするにはどうしたらいいか」と知事から相談され、授業の現場を訪れる機会を模索していることを伝えた。長野県教委スポーツ課との連携が実を結び、今回の見学が実現した。

「ダンス授業」にTETSUYAさんが登場すると、体育館は生徒約30人の歓声と拍手にあふれた。担当教諭が「TETSUYAさんはこれからのダンス教育の方向性について追究している」と紹介し、あいさつを促すと「皆さんのいつも通りの授業を」と語り掛けた。生徒が複数のグループに分かれて曲選定やダンス創作に取り組む中、TETSUYAさんは熱心に見学。「さまざまな振り付けや表現力の創造が素晴らしい」とコメントした。

授業を見終わると、教員ら約10人に修士論文の内容を発表し、ダンスを担当する教員の抱える課題について意見交換した。「修士論文で書いた『授業デザイン』を形にして、中学校に落とし込んでいきたい」と意気込みを述べ、「映像教材も作りがいがある。一つずつ形にしていければ」と語った。意見交換した教員の一人は「授業を通して、中学生へのダンス教育の在り方について提言してほしい」と期待を寄せた。