ドローンで学校老朽化を調査 千葉市の中学で実証実験

安全で確かな点検の実現に期待がかかる

千葉市はこのほど、ドローンを使った「学校施設の老朽化調査」の実証実験を市立天戸中学校で実施した。目視確認が困難な体育館の屋根や上部外壁をドローンで撮影し、施設の劣化を正しく把握できるかどうか精査する。

実証実験は、国と千葉市が共同で設置した「ちばドローン実証ワンストップセンター」の仲介により、市内に本社のある測量業のサン・ジオテックが手掛けた。

天戸中学校では、 ドローンをプログラミングしたルートで自律飛行させ、校舎の屋根を撮影した。細かい点検が必要な上部外壁は、コントローラによる空撮が繰り返された。サン・ジオテックは撮った写真から3次元モデルを作り、建物の劣化を測定する。

同校体育館の屋根はかまぼこ型のため、人の点検が難しかった。岡田哲教頭は「昨年から体育館で雨漏りし、滴が落ちてくる状態だった。屋根に上って点検するのが困難で、原因を調べられなかった」と語る。

センターは、実証実験による写真解析の効果と既存の調査方法をコスト面を含めて比較し、ドローン活用の可否を検討する。