LINE相談2カ月に拡大 長野県教委、通年化視野に

長野県教委は県内の中高生らを対象に、学校生活や友人関係についての悩み相談をLINEで受け付ける「ひとりで悩まないで@長野」を実施する。開設期間を夏休み前後の60日間に拡大し、7月1~29 日と8月18~9月17日としたのが特徴。17時から21時まで県在住の生徒約12万人からの相談を受け付ける。

6月下旬に「ひとりで悩まないで@長野」周知カードを各学校から配布。相談の手続きは、記載されているQRコードを読み込み友達登録する。相談員は責任者1人を含む4~6人。1人は臨床心理士などの有資格者となる。

LINE相談窓口は、県教委が昨年9月に全国初の取り組みとして14日間設けた。実績は相談アクセス数が1579件、対応実績は547件に上った。2016年度の子供の電話相談件数が年間259件にとどまっていたことから、LINE相談は電話対応よりも子供の「相談したい気持ち」を掘り起こす効果があると県教委はみている。LINEが会話形式で気軽に相談できる身近な相談ツールとして受け入れられたことが背景にある。

今回は▽相談開始直後の相談員増員▽相談員1人の同時対応数を2人に拡大▽自殺願望など緊急度の高い相談があった場合の関係機関との連携強化――と相談態勢を拡充する一方、相談員はSNS研修の終了を条件とするなど改善を図った。県教委は相談期間の後、LINE相談の通年化を視野に入れ、相談内容を検証する予定だ。