子供の心理的応急処置を 大阪北部地震でNGO訴え

子どものための心理的応急処置パンフレット

国際NGO団体、セーブ・ザ・チルドレンの東京本部事務局は、大阪北部地震で被災した子供たちの心理サポートにマニュアル「子どものための心理的応急処置(PFA)」を活用するよう呼び掛けている。

マニュアルは世界保健機関(WHO)がまとめたPFAを基に、セーブ・ザ・チルドレンが被災した子供や保護者向けに内容を選別、特化した。自然災害や大事故で危機に直面した子供が示すストレス反応を年齢別に解説し、子供の心を傷つけないアプローチとして①見る(緊急の対応を必要とする子供がいないかを探す)②聴く(子供の話に耳を傾け気持ちを落ち着かせる手助けをする)③つなぐ(衣・食・住・医療の支援が受けられるようにサポートする)――の行動原則を支援者らが順守するよう求めている。

特に②の「聴く」については、支援が必要と思われる子供に寄り添うことの重要性を取り上げ、「優しく穏やかに話しかけ、自己紹介する」「目線が子供と同じ高さになるように身をかがめたり、しゃがむ」ことを要請。子供のニーズや気掛かりなことを尋ねる際には「何が必要で、何が心配かを聞く。できることを一緒に考えるなど手助けをし、子ども自身が問題に対処できるよう支える」ことを説く。③の「つなぐ」についても、子供に専門的な支援が必要と考えられる場合は「専門家につなぐ」ことを優先し、正確な情報を提供するよう訴えている。

マニュアルは、セーブ・ザ・チルドレンのHPで閲覧できる。