警官と警備員殺害した男が侵入 奥田小のとった対応

富山市で6月26日、男が交番の警察官を刺殺して拳銃を奪い、交番近くの市立奥田小学校(飯野義明校長、児童486人)で警備員を銃殺、小学校敷地内に侵入した。その後、逮捕された。児童にケガはなかった。同校は27日からの2日間を臨時休校とし、授業再開後は児童の心のケアを第一に行うという。

飯野校長によれば、26日午後2時15分ごろ、前庭に侵入した不審者の姿と、近くに人が倒れている様子を確認した。校長はすぐに110番・119番通報をさせ、男性職員に刺股をもって1階部分を警備するよう指示した。

その後、駆けつけた警察と連携して全校児童の避難を決定。全校放送により体育館へ移動させ、教頭から「正門の辺りに不審者がいるので、皆ここで待つように」と伝えた。

校外学習に出ていた4年生はバスで待機させ、校舎の出入り口は刺股を持った男性職員らが警備した。男の逮捕後、午後4時から保護者に児童の引き渡しを開始した。児童に取り乱したり泣き出したりする様子は見られなかったという。

同校は県警の現場検証のため、27、28日の2日間を臨時休校とした。29日の授業再開後は、県教委・市教委が心理士を複数派遣し、毎日常駐できる体制を作って一人一人の心のケアを丁寧に行う。

市教委は取材に対し、「不審者が校内に入ることが絶対にないよう、同校に指示した」と話した。また27日朝、全市立小・中学校に対し、▽危機管理マニュアルの再確認▽県警からの不審者情報を受信登録するよう保護者に改めて周知――などを指示したという。